初心者?大人になると 失う事って何だろう?

初心者っていつ頃まで?

人のダンスクラスに、この頃は『ダンス初心者向けレッスン』『超入門』などの文字をよく見かける様になりました。でも子供の習い事には、年齢の理解によるクラス分けはあっても、『超入門』などを見かけるとちょと違和感を覚えます。

少の経験の差はあっても、運動能力の土台が決まってしまっている大人と違い子供は皆んな土台を広げて学んでいる段階ですね。レッスン中に見られる傾向も、学業の成績、レッスン経験、学年の差が直接上達の差に繋がっている様には全く見えないのです。子供達はいつでも追い越し 追い越される要素満載です。

ンスクラスでは、2年生と同じくらいの動きの5年生、6年生より上手な3年生などは普通に見られる事なのです。6年生の方が明らかにたくさんの事を知っていて頭での理解力は上です。『くるぶしってなぁに?』なんて可愛い質問をする1年生より、年の順に上手く出来そうなものですが、ここが運動神経の不思議なところなのでしょう。

手く動けない時って、頭で考えた事が、想像した形に首から下に下がって行かない、という感じになっている訳です。

っている時に、まだ知っている言葉の数が少ない子供に『空を飛んで!』と言うと本当に空を飛ぶ様に動いてくれるのですが、頭で考える習慣を持った大人に同じ事を言いうと、『もっと床を蹴ってジャンプだ』となってしまうんですね。想像力とはバイバイの関係に・・。

人になると何事も知識がスタートラインになってしまいます。最初から『イマジネーションOFF

・・』の心構えで話を聞いてしまうのでしょうね。子供のうちに、素直に感覚に響く感覚を沢山経験しておいて欲しいので、知識の登場はサブ的に使えると良いのかな、と思います。

えても感じることは出来ません。心にスッと入ってきたものを捕まえる感覚を、手にしてくれたら嬉しいですね。音楽や絵も同じかもしれません。感覚を必要とする楽しい事は沢山ありますし奥も深いと思います。何よりそれをする本人が、充実する時間を多く持つ事が出来ます。大人になると、自分の感覚に入って来ない事が恥ずかしいのかも知れません。

んな訳で大人は、とりあえず形について行けるまでの『初心者クラス』や『超入門』で練習したいかもしれませんね。そして大人には『恥』と言ういらないオマケも手伝うので、頭で覚える『初心者クラス』は大人にとって益々ありがたいかもしれません。

けれども子供は違うのです。 子供にとってレッスンの時間は『自分の想像やイメージを体に繋げて行く作業』なのです。頭の暗記とは違うのです。

子供達は、初心者も経験者もそれぞれのレベルで『自分の想像力と感覚の幅』を縮めて、1つでも多く獲得する、と言う子供ならではの上達の仕方を辿って行きます。

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心と体が繋がる時に起こる事ってどんな時?

前、音大に通うピアノ科の女性が、私の所にに個人レッスンに通っていた事がありました。通い始めた理由と言うのが音大の先生に『あなたのピアノの改善のために、踊りを習ってみたらどうか。』と言われたからだそうです。ピアノで伸び悩む彼女に、その様なアドバイスをくれたんだそうです。

かし・・・ピアノを弾かない私にも、アドバイスした先生の言わんとしていることは何となく理解しました。ずっと音楽に関わってきたはずの彼女からは音に対する心地は感じられず、音楽を数字を数えるガイドのような聞き方をするのです。それはどの音楽に変えてみても、好きな音楽に変えてみても同じでした・・。

緒と音楽は別・・?動きも気持ちとは別・・? きっと子供に言うように『空をとんで!』と言っても、感覚として捉える事はないでしょう。音大の先生がやりたかった事は、きっと『身体や気持ちがピアノと繋がる』事だったのでは無いかな?と思いました。

手いか下手かではなく、繋がりがないことは、感情のない作業のように無機質になるのです・・・。相手がピアノでもダンスでも 、人であれば尚更 豊かな感情の繋がりが必要だと思いませんか?

供達の素敵なところは、上手い下手に関係なく『もう一回見たい』と思わせてくれる何かを持っていることです。

感覚を使って 入力と出力はスムーズに

だ稀に、小学生でも既に体を動かさずに、頭をフル回転させる子もいるのです・・。まず頭が先という、大人の様に想像力を全く使おうとしない子もいます。順番も頭で記憶しようとしているので、身体がいちいち止まってしまいます。そして感覚的な事も、頭で乗り越えようと頑張ってしまうのだと思います。

う言う子には、『ダンスの時にはね、お腹に脳みそがある人みたいにやるんだよ。頭は空っぽにして出来るかな?』と言うと頭を使うのを少しやめて、感覚を使って動けたりするんですね。さすが子共です。でも、頭が先の感覚は習慣になっているので、繰り返し少しずつ改善して行きます。本当に色々なタイプの子がいます。

れぞれに動きに繋がりやすいイメージや言葉を与えられる様、優しい道標を出してあげるのがレッスンで大切な私の役目の一つです。

れに、お勉強にだって感じることも想像することも、とても有益に働くに違いないと思うのです。特に大人になった時にこそ、問われる能力かも知れません。子供によってそれぞれ、頭のイメージを感覚で捉える事が上手くなるのは、学年や経験の長さはあまり関係なかったりするのです。

ンスレッスンで感じる力 観る力は、『入力の作業』ですが、それを覚えてすぐ体で表す事は出力の作業』です。子供達にとって自分が『入力』したものを、『形を変えて自分なりにの出力をする』。この一連の流れを、繰り返して獲得している成長の時間であるのです。

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