どこにいても100%の力を出したい。どうすればいいの?

ンスクラスの中で1番上手だったら、きっと気分の良いことに違いですよね。けれど、一番刺激をもらえない立場でもあるのです。そして「ウサギとカメ」のウサギの様な気持ちになってしまいがちです・・。

先生は競う相手と思ってないので、一番になったと思うと安心してしまうのでしょうね。 全力を出してもっと引き離そうと言うほどの欲はないので、大体は友達に追い越されそうになるまでエンジン切ってます・・・。

うは言っても、グループ分けをする時などには、ファーストグループに入れないと『なんで?私一番上手いのに?』とエンジンかけて来るんですね・・。子供は子供なりに、時には大人以上に暗黙の内に優劣を付けています。大人より素直でシビアかもしれません。子供はまだまだ まず自分の気持ち優先なので・・。例え口に出さなくてもしっかり顔に出ています。素直ですね。

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はいつもスタジオの中で、同じポジションに立ってレッスンを受けていました。けれども、何かの都合で場所が変わると、いつも出来ることが出来ない。だからやる前から不安になる。そんな少しの事で自信を失くすので、益々同じ所で練習する様になりました。

教室を斜めに使い、一人ずつのステップを練習するクロスフロアでも、私はいつも先頭さんだったので、覚えるのがみんなより早くなって行きました。後ろだと、前の人を見ながら出来るので必死に覚えなくても頼るものがあるので、間違える確率も下がりとても気が楽なものなのです。

けれど、その小さな一回一回の集中の積み重ねは、1ヶ月 半年 一年と将来の「集中力」に力の差がついていくのだと思うのです。なぜいつも先生はそうするのか?

問でしたが、それは大きくなって分かってきました。大人に混ざってレッスンできる様になった頃のあるオープンクラスでの事、いつも居る上手なお姉さんが、初めて見かけるお姉さんに大きな声で言いました。『出来ない人は後ろに行って!』。先生はアメリカ人で、更にハッキリとした物言いでした。覚えられない時点で、「ここはダンスクラス。どこにキマシタカ?」くらい言われます。

徒の中でも暗黙の了解があるのですが、そのお姉さんは全体の動きの流れを乱し自分だけ必死に動いたので、はっきり言われていました。確かに皆んなで揃って動けているところに、『前の方で受けたい』という理由で、右往左往するのはダンスではマナー違反です。皆んな先生がよく見える1列目の場所でレッスンしたいのは同じです。お金を払っているからいい、という性質のものでもありません。

不公平なのでは無く、この時間の中で自分はどうするべきなのか、子供なりに人との距離感や、頑張るのか?出来ないから諦めるのか?ふてくされて、人の気を引こうとするのか? 厳しい選択が自分の中でグルグルしながらも、良い方向を選べるかどうかの貴重な時を過ごしています。

自分の事に一所懸命でも人は見える感覚と言う感じでしょうか?ダンスはみんなで踊るので、人との距離感に感覚的な定規を段々持つ様になる気がします。やはりお勉強とは違い、たくさんの感覚をまとめあげる、説明しにくい感覚やセンスだと思います。

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たある時、オープンクラスのバレエに行きました。30人位いたと思います。レッスンの前に先生が言いました。『私はこの中の2名にしか指導はしません。承知の上でそれぞれ勉強してください』。 私はずっと前からぼんやり分かっていた事にハッキリと気がつきました。『先生が教えたいと思う生徒になる事。人から興味を持たれる自分である事は、世界が広がる事なんだ。』と言うことに。

にバレエは素質があると思う子を、育てる傾向になるレッスンに自然となっている事を。指摘される回数が圧倒的に違うからです。そして学校とは違い、平等が適応されない事を・・。大人の世界だと思いました。でも不思議と突き放された様な感じはなく、受け入れられました。なぜなら、「自分の気持ち次第」でレッスンの景色が違う事が分かったからです。

う言うことを私はよく覚えていて、今でも何かと色々思い出すんですね。今の子供達はかつての私です。状況に対して当時の私と同様に、それぞれが子供ながらに色々な事を感じていると思うのです。

だ、よろしくないことも感じます。今は男女平等や個人を尊重される、過ごしやすい時代と言えます。しかし尊重される事と、平等を盾にしてしまう事は、ちょっと違いますよね・・。

本も以前に比べて、あらゆる場面で平等を当たり前と主張する事は増えました。良い傾向だと思いますし、差別や偏見がどんどん薄くなって、穏やかな世界になればと思います。誰もが平等であるのは確かな事です。が、その「平等 不平等」を自分の足りていない行動を補う事に上手く使ってしまえるのは、今の時代ならではといった感じが否めないことも・・。

えば、『あんまり練習してないけど、1番がいい 。』とか 『次は褒められる番 。』とか。よく見ていると、何もしないで自動的に『平等に自分に光が当たる順番を待っている』、というパターンを持っている子も時代でしょうか、今はいるのですね。権利に守られる事は素晴らしい事ですが、このような権利の使い方は早いうちに変えたい要素です。

『褒められて いい気分になる』事が目的なっている場合と、『やりたいからからやる!出来た!』の動機には、相当の差があります。もちろん入口は褒められるでいいのです。でも褒められる心地よさより、自分の行動に変え難い幸福感が伴うことを味わえる、幸運な子供達がいます。行動した結果のかけがえのない嬉しさであり、誰もが出会える感覚ではないかもしれませんが、一人でも多くの子ども達がそれを体感、体験してくれる事を望んでいます。

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門学校の学生は、特に狭き門のオーデションを目指すような特進クラスでは、1クラス40人程来るのですが、前の授業が終わると なんと なんと! スタジオの扉を開けた瞬間に、自分の目当てのポジションを目掛けて、自分のシューズを投げて場所の確保をしたりと・・・。すごいですね・・。ある意味やる気満々です。やりたいことへのエネルギーを感じます。向かうものが決まっていると、迷う時間も無いという勢いです。

学生も1列目は大好きです。お母様が『家では、元気で言う事を聞かない』と言う子が、このような場所に居る時に、『どこでもい〜』みたいにしらける子もいるのです。すごく心配になります。

う言う場合、生活の中ですでに諦めのような気持ちが身に付いてしまっていて、最初から「自分には良いことは起こらない」、と言う気持ちで「基本が否定的言葉や気分」で過ごしている子も多いからです。『最初から期待していない・・』という・・。

それでも何かできるようになって自分に自信を見つけると、少しずつ意志を出し始めたりするのです。

すから自分のポジション(居場所)を確保しようとする子供の積極的な行動は、そんな小さな事の中にも ある意味力強さを感じる出来事です。

もレッスンとしては、場所を変えて行う方が良いのですよね。お気に入りの好きなポジションがある気持ち、私にもよ〜くわかります。落ち着いて出来るんですよね。景色もサポートしてくれると言うか。。。いつも右側に壁、とか 鏡から1.5m とか。。。変なルーティンにいつの間にか頼ってしまう。

すから子供達のレッスンでは、意識的に場所を変える様にしています。

『クロスフロアの時は、どの子にも先頭さんのチャンスをローテーションしてあげようよ。』とか、あの時の子供の頃の私が今も側に居て、いつも沢山のアドバイスをしてくれているんです。

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